3ds maxを用いた3次元CGの作成

研究内容

◇私がこの4年間専攻してきた画像処理・CG画像製作分野のまとめとして、
今CG画像の分野で一般的に使用されているソフト「3ds max」の使用方法を
習得し3次元CG作品を作成しました。

作成作品

作品1:ロフトモデリングを用いてのケーキ作成
作品2:標準オブジェクトを用いての部屋作成

3ds maxの機能の考察と他のソフト(Shade)との比較

3ds maxの最大の特徴は、設定できるマテリアル(表面材質)の数だと感じました。
今まで、実習などで使用してきたCGソフトShadeよりも設定できる数値や効果が多いため
より本物に近づけることが可能になっています。
その反面、設定できる数値などが多いためShade以上に、なかなか思ったような設定が
出来なかったり、多彩な効果を使いこなす用になるには時間がかかることがわかりました。

またライティング(照明効果)も重要ということが分かりました。
下記の図のように光源を変更するだけで、まったく同じ作品でも影の出かたや
部屋全体のふいんき、それぞれのオブジェクトに設定してあるマテリアル(材質設定)の
表れ方が変わるなどが分かり、3ds maxにおけるライティングの重要性を学びました。


次はオブジェクトについてですが、三面図を見てオブジェクトを作成していく点や、
掃引体等と同じ様な効果を得られるロフト機能があるなど、Shadeとの類似点があるために
Shadeを使いこなせているようになっていれば、操作面や作品の空間把握面等で転用が
出来ることがわかりました。

私は、数ある3ds maxの機能の中から特にラインとシェイプを用いたロフト機能を重点的に
行い、ロフト機能だけでも実に多彩な形のオブジェクトを作成できることが分かりました。
3ds maxにはオブジェクトの面を押し出し編集していく「パッチモデリング」や「ポリゴンモデリング」
などの「ロフト」とは違う様々な機能があります。
それぞれの機能が長所と短所を持っているため、それぞれの機能をうまく併用していけば
より精密で複雑な作品を作成できるのではないかと感じました。